道徳推進教師として

小学校教諭。 昨年度から、道徳推進教師を任されています。それまで、道徳を真面目にやってこなかったので、本気で勉強している真っ最中です。自分の実践などを、ここで紹介していきたいと思います。国語や学級通信にも力を入れています。 教育実習で担当の先生からいただいた「学び続ける教師こそ教える資格あり」という言葉を忘れずに、子どもたちと共に学び成長し続ける教師でありたいと思っています。https://twitter.com/maru_teacher220

#01 どう解く?

 Amazonで、道徳で使えそうな本を探していたところ、『どう解く?』というダジャレがタイトルの絵本を見つけ、購入しました。読んでみて、「これは使える!」と思ったので、この本を元に、道徳の授業開きの授業を作りました。紹介します。

 

 この絵本には、「食べていい動物と、食べちゃいけない動物の違いってなんだろう?」「ついていい嘘と、ついちゃいけない嘘って、どう違うんだろう?」「どうして正義のヒーローは、悪者 をなぐっていいんだろう?」などのように、答えが見つからないような問題がたくさんのっています。

 

 授業の流れは、次の通りです。

 まずは、絵本を読み聞かせをし(実際はパワーポイントを使いました)、いくつかの問いについてテンポ良く考えさせました。

 そして、それらの問いの共通点について考えさせました。共通点は、「答えがない」「答えがはっきりしない」「答えが一つではない」「答えがたくさんある」ことでしょうか。

 そのあと、それらの問いの中から、一つをクラスで選ばせて、 その問いに対する自分の考えを円になって交流しました。

 

私がこの授業で子ども達に伝えたかったことは、

『世の中、答えがはっきりせーへん問題の方が多いんやで。道徳の授業では、そんな問題を、ああだこうだ言いながらみんなで考えようや。友達の意見聞いてたら、「あっ、こんな考えもあるんや!」「確かに!」「なるほど!」と、新しい発見もあるかもしれんで。それが、クラスみんなで学び意味なんちゃうかなぁ。』

です。

 

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