#01 どう解く?
Amazonで、道徳で使えそうな本を探していたところ、『どう解く?』というダジャレがタイトルの絵本を見つけ、購入しました。読んでみて、「これは使える!」と思ったので、この本を元に、道徳の授業開きの授業を作りました。紹介します。
この絵本には、「食べていい動物と、食べちゃいけない動物の違いってなんだろう?」「ついていい嘘と、ついちゃいけない嘘って、どう違うんだろう?」「どうして正義のヒーローは、悪者 をなぐっていいんだろう?」などのように、答えが見つからないような問題がたくさんのっています。
授業の流れは、次の通りです。
まずは、絵本を読み聞かせをし(実際はパワーポイントを使いました)、いくつかの問いについてテンポ良く考えさせました。
そして、それらの問いの共通点について考えさせました。共通点は、「答えがない」「答えがはっきりしない」「答えが一つではない」「答えがたくさんある」ことでしょうか。
そのあと、それらの問いの中から、一つをクラスで選ばせて、 その問いに対する自分の考えを円になって交流しました。
私がこの授業で子ども達に伝えたかったことは、
『世の中、答えがはっきりせーへん問題の方が多いんやで。道徳の授業では、そんな問題を、ああだこうだ言いながらみんなで考えようや。友達の意見聞いてたら、「あっ、こんな考えもあるんや!」「確かに!」「なるほど!」と、新しい発見もあるかもしれんで。それが、クラスみんなで学び意味なんちゃうかなぁ。』
です。