授業で使える詩(5)「未知へ」
未知へ
木村信子
わたしが響いている
透明な殻の中で響いている
ありったけ響いている
外はもうすぐ春らしい
わたしが響いている
痛いほど響いている
あふれるほど響いている
もうすぐ私は割れるのだ
わたしが響いている
おもてへこだまして響いている
まだ見たことのない山へ胸をときめかせて
私が響いている
未知へ
木村信子
わたしが響いている
透明な殻の中で響いている
ありったけ響いている
外はもうすぐ春らしい
わたしが響いている
痛いほど響いている
あふれるほど響いている
もうすぐ私は割れるのだ
わたしが響いている
おもてへこだまして響いている
まだ見たことのない山へ胸をときめかせて
私が響いている